米中間選挙に向けた予備選、フロリダの知事候補に初の黒人

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米フロリダ州知事選の民主党予備選を制したアンドリュー・ギラム氏/Steve Cannon/AP

米フロリダ州知事選の民主党予備選を制したアンドリュー・ギラム氏/Steve Cannon/AP

(CNN) 米フロリダ、アリゾナ、オクラホマの各州で28日、共和、民主両党がそれぞれ11月の中間選挙の候補者を選ぶ予備選を実施した。フロリダ州では知事候補に初めて黒人が選ばれた。

フロリダ州知事選の民主党予備選では、同州北西部タラハシーの市長で黒人のアンドリュー・ギラム氏が候補指名を獲得した。同州で主要政党の知事候補に黒人が選ばれたのは初めて。

当初は穏健派の元下院議員が有力とみられていたが、リベラル色の濃いギラム氏が逆転した。同氏は民主党左派の重鎮、バーニー・サンダース上院議員の支持を受け、サンダース氏と同じく国民皆保険を主張している。

一方の共和党予備選では、トランプ米大統領への熱心な支持で知られるロン・デサンティス下院議員が、党主流派の支持を得ていたベテラン農業委員を破って知事候補となった。

本選ではトランプ氏の弾劾(だんがい)を主張するギラム氏と、トランプ派のデサンティス氏が真っ向から対決する構図となる。

隣接するジョージア州でも、知事選の共和党候補を決める予備選の決選投票で、トランプ氏の支持を取り付けたブライアン・ケンプ州務長官が、ケーシー・ケーグル副知事を予想外の大差で破った。民主党予備選でもフロリダ州と同様、リベラル派の黒人が穏健派を退けて知事候補に選ばれている。

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