米国の自殺者、ロビン・ウィリアムズさん死後10%の急増

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ロビン・ウィリアムズさんの死後、米国の自殺者が10%の増加したという

ロビン・ウィリアムズさんの死後、米国の自殺者が10%の増加したという

(CNN) 米俳優のロビン・ウィリアムズさんが2014年に自ら命を絶った後の4カ月で、米国の自殺者が10%増えたという研究結果が、7日の米科学誌プロスワンに発表された。

有名人が自殺した後に自殺者が増える現象は、これまでの研究でも報告されていた。

当時63歳だったウィリアムズさんは2014年8月11日、カリフォルニア州の自宅で死亡しているのが見つかった。捜査当局は、ウィリアムズさんが首をつって自殺したと思われると発表した。

コロンビア大学の研究チームはこの影響について調べるため、米疾病対策センターがまとめた1999年1月~2015年12月にかけての統計をもとに、14年8月から12月にかけて本来予想される自殺者の数を、1万6849人と推計した。

しかし、実際にはこの4カ月の間に自殺した人は1万8690人に上り、推計より1841人(9.85%)多かった。男女別、年齢別にみても、全ての層で自殺者の数は推計を上回ったが、特に男性(1398人超過)と30~44歳(577人超過)の自殺が多かった。

自殺の手段についても、ウィリアムズさんと同じ首つりなどによる窒息死が32%増えていることが判明。それ以外の手段による自殺は3%増にとどまった。

研究者は今回の調査結果について、ウィリアムズさんの自殺がマスコミで大々的に報じられたことが引き金となって、自殺願望を持っていた中年男性が自殺を図ってしまった可能性があると指摘している。

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