ハワイのミサイル誤報、発信の職員は解雇

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ミサイル誤報で発信の職員が解雇

ミサイル誤報で発信の職員が解雇

(CNN) ハワイで今月13日に起きた弾道ミサイル誤警報をめぐって州緊急事態管理局のミヤギ局長が辞任し、警報ボタンを押した担当職員が解雇されたことが分かった。

ミヤギ氏は誤報と職員による行動の全責任を取って辞任した。

緊急事態管理局の内部調査にあたった責任者が30日に報告したところによると、担当職員は勤務シフトの交代に合わせて実施された訓練を実際の攻撃と思い込み、住民に流す緊急警報のボタンを押してしまった。ただし同室の職員5人は「訓練、訓練、訓練」というアナウンスが聞こえたと話している。

担当職員は警報が流れてしまったことに気付くと混乱して動きがとれなくなり、別の職員が職務を引き継がなければならなかった。この職員は以前にも、訓練を実際の出来事と勘違いしたことがあったという。本人の名前は公表されていない。

このほかに1人の職員が無給の停職処分を受ける見通し。さらにもう1人が処分を受ける前に辞職したという。

同局はもともと、ボタンを押した職員が懲戒処分を受けて配置換えになったものの解雇は免れたと発表していた。

内部調査の責任者は再発防止策として、シフト交代時の訓練を中止し、警報を流す担当者への事前確認を強化するなど、二十数件の提案を示した。

これに先立ち、米連邦通信委員会(FCC)が出した調査報告書も、担当職員が「訓練」のアナウンスを聞いていなかったと指摘した。同職員はFCC当局者と対面せず、書面で経緯を説明したという。

誤報の後、訂正の通知が送信されるまでに38分かかった点にも批判が集中している。イゲ知事はただちにツイッターで訂正しなかったことについて、パスワードを忘れたために投稿できなかったと説明した。

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