日本沖で衝突の米駆逐艦、運搬船積み込み時にまた損傷

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貨物船との衝突により破損した米駆逐艦「フィッツジェラルド」

貨物船との衝突により破損した米駆逐艦「フィッツジェラルド」

ワシントン(CNN) 今年6月に日本沿岸で貨物船と衝突する事故を起こした米海軍の誘導ミサイル駆逐艦「フィッツジェラルド」が、米国へ戻るため運搬船に積み込まれる途中で再び船体を損傷し、母港の横須賀港に戻ることを余儀なくされたことが28日までに分かった。海軍が明らかにした。

フィッツジェラルドは先週、運搬船に載せる作業を行うため、水深の深い場所へとえい航されていた。

6月17日に起きた衝突事故ではフィッツジェラルドの乗員7人が死亡。船体も破損したため、米ミシシッピ州へ運んで修理する予定だった。しかし海軍第7艦隊の発表によれば、26日に重量物運搬船「トランスシェルフ」に積み込む際に、同船を支える鉄製の構造物によって、フィッツジェラルドの船体に2カ所の穴が空いたという。

このため数日かけて補修を行うことになり、その後トランスシェルフでミシシッピ州の施設へ輸送して、本格的な修理や改修を予定している。

フィッツジェラルドが所属する海軍第7艦隊では、今年に入って衝突などの事故が相次ぎ、17人の死者を出している。相次ぐ事故を受けて海軍も調査に乗り出し、フィッツジェラルドの艦長や第7艦隊の司令官が解任されている。

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