オバマ政権による「盗聴」の証拠なし 米議会幹部

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スパイサー米大統領報道官は上院情報委員会の見解を「最終結論ではない」と反論

スパイサー米大統領報道官は上院情報委員会の見解を「最終結論ではない」と反論

ワシントン(CNN) トランプ米大統領がオバマ前政権から昨年盗聴されていたと主張している問題で16日、米下院議長や上院情報特別委員会の委員長は大統領の主張を裏付ける証拠はないとの見解を明らかにした。

ライアン下院議長は16日、CNNのインタビューで「トランプタワーや、トランプタワー内の何者かに対する盗聴や(外国情報監視法に基づく盗聴の)裁判所命令があったとするいかなる証拠も見つからなかった」と述べた。

また、上院情報特別委員会のバー委員長と同委員会の主要メンバーであるマーク・ワーナー議員は16日に連名で「入手可能な情報に基づく限り、投票日の前にも後にもトランプ・タワーが米政府のいかなる部門の監視の対象になっていたことを示す証拠はない」とする声明を出した。

だがホワイトハウスは、トランプ大統領の主張に自信があるとの姿勢を崩していない。

「大統領は今もそう(盗聴があったと)考えている」とスパイサー報道官は述べるとともに、情報特別委員会の声明は最終結論ではないとの考えを示した。「彼らは情報を調べつくしたわけではない」

またスパイサー報道官は記者会見で、オバマ前大統領がトランプ氏への盗聴に「英情報機関の政府通信本部(GCHQ)を使った」とするフォックス・ニュースのコメンテーターの発言を取り上げた。

だが同日、この主張はGCHQの報道官から一蹴された。「GCHQが『盗聴』を依頼されたという話はまったくばかげている。笑止千万で相手にすべきではない」

この問題では、下院情報特別委員会のニューネス委員長ら幹部も、盗聴を示すいかなる証拠も見つかっていないと述べている。

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