米大統領選、「出馬していれば勝てた」 オバマ氏

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インタビューを受けるオバマ米大統領(右)

インタビューを受けるオバマ米大統領(右)

(CNN) オバマ米大統領は26日に放送されたインタビューで、共和党のドナルド・トランプ氏が勝利した今年11月の大統領選について、自らが出馬していれば勝てたとの認識を示した。

50分間に及ぶインタビューはシカゴ大学政治研究所とCNNが製作。オバマ氏が元大統領顧問のデイビッド・アクセルロッド氏と対話する形で進んだ。

この中でオバマ氏は「自信をもって言えるのは、もし私が大統領選に再び出馬し、自らの構想を明確に述べていたなら、米国民の過半数の支持を獲得できただろうということだ」と明言。「各地で国民と対話してみると、私と考え方の異なる人々であっても、『あなたの示す構想、方向性は正しい』と声をかけられた」と語った。

またオバマ氏は民主党のヒラリー・クリントン氏が敗れた要因として、景気回復の恩恵を感じられない国民に対する直接的な訴えが不十分だったとの見方を示唆。それでもクリントン氏に関しては「非常に困難な状況下で選挙戦を見事に戦った」と評価した。

インタビューの放送を受け、次期大統領のトランプ氏はツイッターへの投稿で、自身が出馬していれば大統領選に勝利できたとするオバマ氏の発言に言及した。その中でトランプ氏は雇用の流出、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」、医療保険制度改革(オバマケア)といった問題を挙げ、オバマ氏が自分に勝利できていたなどということは「ありえない!」と強調した。

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