米大統領選でヘイトクライム急増、NY州警察に対策班創設

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ニューヨーク州について、寛容性で全米を主導すると宣言したクオモ知事

ニューヨーク州について、寛容性で全米を主導すると宣言したクオモ知事

クオモ知事はさらに、トランプ政権下で訴追を恐れる移民を法律で保護するため、民間と手を組んで基金を設立すると表明した。こうした基金の設立は初めてだという。また、いじめや差別を受けた学生を守るため、ニューヨーク州の人権保護法も拡大する方針。

「移民を国外退去させる動きがあるのなら、私から始めろと言おう。私は移民の息子だ。父は仕事もなく無一文でアメリカの約束のみを信じてこの国に来た、貧しいイタリア移民の息子だった」とクオモ知事は胸を張り、ニューヨーク州は寛容性において全米を主導すると宣言した。

ニューヨーク市警のジェームズ・オニール本部長も20日、ラジオ局の取材に対し、ヘイトクライムが前年同時期の250件から今年は328件へと31%増えたことを明らかにした。特にニューヨーク市のイスラム系住民の被害は12件から25件へと急増、ユダヤ人の被害も102件から111件へと9%増えているという。

ニューヨーク市のブルックリン公園では、かぎ十字とトランプ氏支持の言葉が遊具に落書きされているのが見つかったことを受け、ヘイトクライム反対の集会が開かれた。

集会にはビースティ・ボーイズのメンバーのAd-Rockことアダム・ホロビッツさんも参加して、「私はドナルド・トランプの描くアメリカを拒否する。ニューヨーク市の皆さんにもそうしてほしい」と呼びかけた。

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