オペラの会場で遺灰散布か、公演中止し避難 NY

2016.10.31 Mon posted at 09:35 JST

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(CNN) 米ニューヨーク市内の劇場でこのほど開かれたオペラ公演の休憩時間中に、男性がステージに上がってオーケストラ席に向けて粉末をまき散らす騒ぎがあり、公演が中止になった。粉末は人の遺灰だったと思われ、ニューヨーク市警が詳しく調べている。

騒ぎが起きたのは29日。ニューヨーク・メトロポリタン・オペラの歌劇「ウィリアム・テル」の上演中だった。休憩時間に壇上に上がった男性が袋を取り出して粉末をまいたことから、主催者は安全を期すためにこの日の公演を打ち切って観客に避難を指示した。

ニューヨーク市警の情報・対テロ担当幹部が複数の目撃者の話として明らかにしたところでは、粉末をまいた男性は自分にオペラを教えてくれた友人の遺灰を公演中にまく目的で、この会場に来たと話していたという。

警察はこの男性の身元も突き止めたとしているが、氏名は公表していない。

メトロポリタン・オペラの関係者は、粉末の正体が遺灰だったと思われることが分かって安堵(あんど)したと話し、「オペラを愛する指導者の遺灰は、はた迷惑ではあるものの、ほかの物質よりはずっといい」とコメントした。

公演の途中で避難しなければならなかった観客には料金を払い戻し、31日には通常通りの業務を再開する。

「オペラを愛する人たちが公演に来てくれることに感謝する。ただ、遺灰は持って来ないでくれればと思う」と関係者は話している。

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