「クリントン氏に感謝」 元ミス・ユニバースがTV前で感涙

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
クリントン陣営のキャンペーンに参加したマチャド氏=8月、フロリダ州マイアミ

クリントン陣営のキャンペーンに参加したマチャド氏=8月、フロリダ州マイアミ

ワシントン(CNN) ベネズエラ代表としてミス・ユニバースとなったアリシア・マチャド氏は28日までに、米大統領選のテレビ討論会で民主党候補のヒラリー・クリントン氏が自分の名前を呼ぶのを聞いて、涙が出たと語った。

クリントン氏は26日に行われたテレビ討論会で、共和党候補のドナルド・トランプ氏が過去に行った女性に対する発言を非難。そのなかで、クリントン氏はマチャド氏に言及し、トランプ氏がマチャド氏を「ミス子豚」や、中南米出身者だからと「ミス客室清掃係」とも名付けていたと指摘していた。

マチャド氏は、クリントン陣営が設定した記者団との電話インタビューに答え、スペイン語で、「昨晩は母親や娘ら家族と討論会を見ていて驚いた。そして、泣き出してしまった。なぜなら、クリントン氏のような重要な人物が自分のことを気にかけていたり、知っていたりするとは考えたことがなかったから」と語った。

クリントン氏の側近によれば、クリントン氏は、討論会のなかでマチャド氏の話を取り上げて、トランプ氏の性差別主義に反論することを狙って準備していたという。

トランプ氏は27日、FOXニュースの番組で、マチャド氏に対する発言を撤回するつもりはないとの考えを示した。トランプ氏はマチャド氏の体重が大幅に増え、問題となっていたなどと説明した。

マチャド氏は1996年、19歳のときにベネズエラ代表としてミス・ユニバースに選ばれた。ただ、その後、マチャド氏は約27キロ体重が増えたという。97年にマチャド氏がミス・ユニバースのタイトルを返上させられるのではとの観測が流れたが、ミス・ユニバースの大会のエグゼクティブプロデューサーを務めていたトランプ氏は、そうはしないと言明。ただし、体重を減らすことを求めたという。

「USA」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]