ケーシック氏、共和党指名争いから撤退

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他の共和党候補と異なるスタイルでの選挙戦を展開したが支持獲得にはつながらなかった

他の共和党候補と異なるスタイルでの選挙戦を展開したが支持獲得にはつながらなかった

インディアナ州予備選で3日、トランプ氏とクルーズ氏に続く3位に終わった後も、ケーシック氏は選挙戦を続ける意向を表明。4日にはワシントンで集金イベントを予定していたが、コロンバス空港で搭乗した機内で心境の変化があり、親しい友人に電話をかけて「私の心は選挙戦にはない」と伝えたという。

ケーシック氏は共和党から指名を目指す候補者としては若干異例で、オハイオ州でメディケイド(低所得者向け医療保険)拡大を推進するなど、民主党寄りの立場を取ることもあった。民主党党員集会での方が支持を得られたかもしれないと冗談を飛ばしたこともある。

ケーシック氏は他候補を直接攻撃することを避けたほか、他の候補よりもポジティブな姿勢を打ち出すなど、共和党陣営の声高な言動からは距離を置く構えをみせてきた。

ケーシック氏はスイングステート(選挙のたびに民主党と共和党で勝者が変動する州)である地元オハイオ州で人気があることなどから、副大統領候補として名前が取り沙汰されており、今後の選挙戦で再び名前が浮上する可能性もある。

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