共和党候補者3人が対話集会、党の分裂を露呈

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テッド・クルーズ氏

テッド・クルーズ氏

またクルーズ氏は、トランプ氏が指名を獲得したら支持するのかという質問に、トランプ氏が共和党の候補者になることはないと答えた。そのうえで、同氏が指名されるという「大惨事」が起きれば、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官に勝利を許すことになると主張した。

これに続いてトランプ氏は「共和党の指名候補がだれになっても支持すると今も誓うか」と問われ、「ノー」と言い切った。同氏はRNCや党主流派から「不当な扱いを受けている」と不満を述べる一方で、指名獲得に改めて自信を示し、2番手のクルーズ氏が敗れた時に「私を支持してもらう必要はない。私は国民から絶大な支持を得ている」「本人の気が進まないことを頼むつもりはない」と、強気の発言を繰り返した。

共和党の指名レースは、今後の流れを占ううえで重要なカギを握るウィスコンシン州の予備選を4月5日に控え、反トランプ勢力が同氏の指名阻止を狙った動きを加速させるなど、混迷の度合いを深めている。ウィスコンシンではクルーズ氏とケーシック氏の間で反トランプ票が割れ、結果的にトランプ氏が有利になる可能性も指摘されている。

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