デルタ航空に預けた愛犬が行方不明に 捜索続く
(CNN) 米デルタ航空の乗客が滞在先へ連れて行こうとしたペットの犬が行方不明となり、1週間たった今も捜索が続いている。
飼い主のフランク・ラマノさんは10月31日、カリフォルニア州ロサンゼルス発フロリダ州タンパ行きのデルタ航空機に搭乗し、6歳の愛犬タイを預けた。フロリダに数週間滞在する間、タイを残して行きたくなかったからだ。
ところがタンパの空港に到着した時、タイの姿は消えていた。デルタ航空の報道担当者は「決められた手順通りに扱ったはずが、自力でケージから脱出してしまったようだ」と話す。
ラマノさんによると、デルタ航空側は当初、タイはタンパまで乗っていたと説明したが、その後話が変わったという。ラマノさんは「荷物が1つなくなっただけと軽く考えているようだ」と、不信感をあらわにする。
ラマノさんは昨年、ロサンゼルス市内のシェルターからタイを引き取った。住む家もなくホテルを転々としていたラマノさんにとって、タイは大きな救いになったという。
デルタ航空はラマノさんに犬の預かり手数料を返金し、ロサンゼルス周辺のシェルターに問い合わせるなどしてタイを捜している。同航空では2006年と10年にも、離陸前の旅客機からペットの犬が逃げ出す騒ぎが起きている。