ミツバチ保護へ作業部会設置、食糧安保に不可欠 米

2014.06.23 Mon posted at 14:36 JST

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(CNN) オバマ米大統領は、食糧安全保障に不可欠なミツバチなどの減少を食い止めるため、関係省庁で組織する作業部会を設置し、原因の究明や保護対策に乗り出すと発表した。

ホワイトハウスの20日の発表によると、ミツバチは農薬やダニ感染、遺伝的多様性の喪失といったさまざまな原因のために、ここ数年で生息数が激減している。

ミツバチやチョウといった昆虫やコウモリなどの生物は、米国の食糧安全保障に不可欠な受粉を担っているとホワイトハウスは指摘。「北米の商業作物少なくとも90種はミツバチのおかげで生産できている。世界的には主要作物115種のうち87種が生物による受粉に依存している」とした。

さらに、受粉を担う生物のおかげで米国経済は240億ドル(約2.5兆円)超の恩恵を受けており、うち150億ドルはミツバチが担っていると説明。アーモンドの受粉をほぼ全面的にミツバチに依存しているカリフォルニア州では、ミツバチの減少で業界が危機にさらされているという。

米国で管理されているミツバチのコロニーの数は、1947年の600万から現在では250万へと激減している。

作業部会は環境保護局と農務省の主導でミツバチやマダラチョウなどが減少した原因を調べ、保護強化のための方策を探る。そのための予算として各省庁の来年度予算に約5000万ドル(約51億円)を割り当てる。

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