狭い民家に移民100人超を監禁、トイレ1つ 米テキサス州

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狭い民家に移民百人以上を監禁 米

(CNN) 米南部テキサス州ヒューストンの警察は23日までに、劣悪な生活環境下にある民家1棟に強制的に閉じ込められていた移民100人以上を保護したと発表した。5人が逮捕された。

男性94~95人、女性15人で子どもも含まれる。出身国は中米ホンジュラス、グアテマラ、エルサルバドルやメキシコで、年齢は5歳から47歳まで。

重傷者はいない模様。移民は空腹とのどの乾きを訴え、警察は食料と飲料水を与えたという。

隠れ家と見られる民家は平屋建てで広さは約140平方メートルの狭さだった。日本の坪換算では約42坪に当たる。トイレは1つだけで不潔な環境での生活を強いられていた。家内での行き来は遮断され、窓には合板が張られ、ドアには錠が掛けられていた。

入国・税関管理局の報道担当者は、移民の監禁事件で民家1棟で見付けた人数としては過去5年で最多としている。

今回の事件は、行方不明になっている24歳女性の家族からの情報提供がきっかけ。家族は女性と子ども2人を拘束する容疑者に身代金を支払うため接触する予定だったが、容疑者が現れず警察に通報していた。

警察が同州ハリス郡にある民家を突き止めた経緯は不明。ただ、監視し、民家を離れる車両内で武器などを発見後、家内の捜索に踏み切っていた。

移民の大半は家内に2~4日間閉じ込められていたと警察に説明。15日間監禁されていた女性1人もいた。

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