米小学校の銃乱射事件、州警察が最終報告書

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米コネティカット州ニュータウンの小学校で26人が死亡した銃撃事件から1年が経った

米コネティカット州ニュータウンの小学校で26人が死亡した銃撃事件から1年が経った

ニューヨーク(CNN) 米コネティカット州ニュータウンの小学校で昨年12月に起きた銃乱射事件について、同州警察が27日、数千ページにわたる最終報告書を発表した。その内容からはアダム・ランザ容疑者(当時20)が抱えていた問題や、家族との関係などがうかがえる。

ランザ容疑者は小学校で銃を乱射して児童20人、職員ら6人を殺害。自宅で母親のナンシーさんを射殺し、最後に自分の頭を撃って自殺した。

報告書によると、ナンシーさんは事件の前日、友人との会話で息子の「障害」などについて語っていた。ランザ容疑者は発達障害のひとつ、アスペルガー症候群と診断されていた。

検察は先日発表した報告書の中で、ランザ容疑者は精神的な問題を抱えていて日常生活や人間関係に支障があったと指摘。ナンシーさんと同じ家に住みながら、電子メールで会話していたことなどを明らかにした。ただし、同容疑者を診察した専門家らは事件を予見していなかったとして、精神的問題と事件との因果関係は不明との見方を示した。

ランザ容疑者を教えたことのある教師が語ったところによると、同容疑者はかつて短い作文を書くという課題で、戦争や破壊をテーマに10ページの長文をつづった。あまりに生々しい内容だったため、クラスに紹介できなかったという。

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