米NYで同性愛憎悪の犯罪が70%超の増加、市警が監視強化

憎悪犯罪の犠牲者の名前が記されたリボン=米ニューヨーク市

憎悪犯罪の犠牲者の名前が記されたリボン=米ニューヨーク市

ニューヨーク(CNN) ニューヨーク市警のレイ・ケリー本部長は23日までに、同市内で発生した人種問題などが絡む「ヘイトクライム」(憎悪犯罪)が今年これまで前年比で30%減少したものの、同性愛者が被害となる犯罪件数が70%超増えたと報告した。

ニューヨーク市では最近、性的指向が原因の犯罪が多発しており、市警は同性愛者らが多く住む地区の警戒を少なくとも6月末まで強化するなどの対策を講じている。6月は同市で同性愛者の誇りなどを強調する月間として宣言されている。

ケリー本部長が同性愛関連犯罪の激増を発表した21日には、ソーホー地区で歩いていた男性の同性愛カップルが同性愛への悪態を吐いた男2人に襲われ、カップルの1人が目を負傷する暴行事件があった。

また、市内では20日夜、同性愛を明かした男性が男に顔や頭部を数度殴られ、意識不明に陥る事件も起きている。

市警によると、同性愛や両性愛、心と体の性が一致しないトランスジェンダーが原因の犯罪は過去2週間に5件発生。現場はいずれもマンハッタン西側地区としている。先週の18日未明にはグリニッジビレッジで32歳男性が射殺される事件もあった。逮捕された容疑者は発砲前、同性愛を罵倒(ばとう)する言葉を吐いていたとされる。

同性愛嫌悪の犯罪増加は、ブルームバーグ市長を含め市行政当局などの幹部の危機感を高めており、市長は21日の会見で姿形や愛する人間が誰であれ市民らに恐怖感を持って路上を歩かせるべきではないと強調した。

市議の1人は、犯罪増加に伴う5項目の対応策を提言。同性愛の住民の安全を図るため、関連地域での警察の監視強化に加え、学校でヘイトクライムやいじめを扱った授業の開設などを求めた。

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