「それでも私は踊る」 ボストン爆破テロで足を失ったダンス教師

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ボストン爆破で足を失ったダンス教師にインタビュー

ボストン(CNN) 米ボストン連続爆破テロ事件は、多くの人々の人生を一瞬にして変えた。2回目の爆発で左足を失う重傷を負った社交ダンス教師、エイドリアン・ハスレット・デービスさん(32)が、病室のベッドでCNNのインタビューに応じた。

エイドリアンさんと夫のアダム・デービスさんが立つ場所からわずか1.5メートル先に、くぎや金属球を詰めた爆弾が仕掛けられていた――。4月15日、ボストン・マラソンのゴール付近。1回目の爆発が起きて辺りが煙と破片に包まれた時、「一度だけで済むはずがない」との思いがエイドリアンさんの胸をよぎった。

悪い予感が的中し、直後にすぐ近くで2回目の爆発が起きた。2人の体は吹き飛ばされ、絡み合うような姿勢で路上にたたきつけられた。

しばらくして、エイドリアンさんがアダムさんに「私たち、大丈夫みたい」と話しかけた。「痛みは全く感じなかった。その時はまだ、何が起きたのかさっぱり分からなかったのです」と、エイドリアンさんは振り返る。

安全な場所へ移動しようと体を起こしたエイドリアンさんは、自分の足の異変に気付く。医師らによれば、この時、左足首から下の骨や筋肉の80%が粉砕されていたが、エイドリアンさんの目には、ただ血が噴き出すのが見えるばかり。「そこでサバイバル態勢のスイッチが入った」という。「とにかく何とかしなければならない」「足を失うわけにはいかない」との一心だった。

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