米議員あての封書から猛毒リシン検出 ワシントン

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米議員あての封書から猛毒リシン検出

ワシントン(CNN) 米ワシントンにある国会議事堂のビル外の郵便施設で16日、猛毒リシンの入った封書が見つかった。議会と捜査当局の情報筋がCNNに語った。

捜査当局筋によると、封書は3回の検査でいずれも陽性反応が出た。さらに詳しい検査のため、メリーランド州の研究所へ送られたという。あて名は上院議員だったとされるが、その名前は明らかでない。

リシンはトウゴマの種子から抽出される猛毒物質。解毒剤はなく、ピンの先ほどのわずか500ミリグラムでも致命的になり得る。一部の国では過激派との関連も指摘されてきた。

1978年にはブルガリアの反体制活動家ゲオルギー・マルコフ氏が亡命先のロンドンで、リシンを仕込んだ傘で刺されて殺害された。

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