英管制システムの障害で欠航や遅れ、数日は混乱続く見通し

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28日に発生した英国の航空管制のシステム障害の影響は数日間続くと予想されている/Chris Ratcliffe/Bloomberg/Getty Images/FILE

28日に発生した英国の航空管制のシステム障害の影響は数日間続くと予想されている/Chris Ratcliffe/Bloomberg/Getty Images/FILE

(CNN) 英国の航空管制システムで28日に障害が発生し、各地の空港で発着便の欠航や大幅な遅れが相次いだ。マーク・ハーパー運輸相は29日、あと数日は混乱が続くとの見通しを示した。

ハーパー運輸相は「技術的な問題」が数時間にわたって続き、何千人もの乗客に影響が及んでいることを確認。「多くの便が欠航になっており、人々が本来いるべき場所へ戻るまでには数日かかるだろう」とした。

英国の「全国航空管制サービス(NATS)」の飛行計画システムで発生した障害はネットワーク全体に及び、夏休み中の連休の最終日と重なったことから大勢の乗客が足止めされた。

NATSは28日、障害の原因を突き止めて修正したと発表したが、航空調査会社シリウムによると、この障害のために英国内の空港で出発便少なくとも790便と到着便785便が欠航となり、影響は今も続いている。

28日のイージージェット便でイタリアのナポリへ行く予定だったという英国在住の女性は、ガトウィック空港へ向かう途中で搭乗予定の便に遅れが出ていることを知ったとCNNに語った。空港でしばらく待った末に、この便が欠航になったことを知らされたという。

この女性は29日に出発予定の別の便を予約でき、宿泊場所も確保できたが、中には空港で寝泊まりすることにした人たちもいるという。

ロンドンのヒースロー空港など英国内の空港や航空会社は、システム障害の余波で29日もある程度の混乱が続く可能性があるとして、出発前に状況を確認するよう利用客に呼びかけた。

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