乗客の問題行動で緊急着陸 ロンドン発LA行きのVA便

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ソルトレークシティー国際空港=2014年7月18日/Rick Bowmer/AP

ソルトレークシティー国際空港=2014年7月18日/Rick Bowmer/AP

(CNN) 英ヴァージン・アトランティック航空は、26日に英ロンドンのヒースロー空港から米ロサンゼルスへ向かっていた同航空の便が乗客の問題行動により、米ユタ州のソルトレークシティーに緊急着陸し、この乗客の男が逮捕されたことを明らかにした。

ソルトレークシティー警察の声明によると、逮捕されたのは英国出身のウィリアム・スティーブン・ヘイズ容疑者(39)。航空機内での暴行や秩序を乱した容疑でソルトレークシティー空港で逮捕された。

ヘイズ容疑者に弁護士が付いているかどうかは不明。

裁判所に提出された書面によると、目撃者はヘイズ容疑者がフライト中に「大声を出し、混乱を起こし、他の乗客や乗員を威嚇したり乱暴したりしていた」と証言した。前席の男性のシャツを引っ張り、殴ろうとしたり、のどの部分をつかんだりしたという。他の乗客にもつばをかけ、かもうとする行動が見られたという。

同書面によれば、ある乗客が他の乗客や乗員の助けを借りてヘイズ容疑者を取り押さえた。容疑者は手錠をはめられたが、それでも暴れて航空機の窓を蹴ろうとした。警察や税関・国境警備局(CBP)が乗員と会うまで、容疑者は乗客や乗員に押さえつけられた状態だったという。

同便はその後ロサンゼルスへ向かい、予定より約4時間遅れて到着した。

同航空は声明で、乗客と乗務員の安全を脅かす行動は断じて容認しないとの方針を強調した。

航空機内での乗客の問題行動は増加傾向にある。連邦航空局(FAA)によると、昨年は米史上最悪の件数を記録した。

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