海底のタイタニック、14年ぶり有人探査 船体の腐食進む

朽ちゆくタイタニック、14年ぶりの有人探査

(CNN) 107年前に大西洋で沈没した英国の豪華客船「タイタニック」について、専門家や研究者からなるグループがこのほど14年ぶりとなる有人海底探査を実施した。新たに撮影された映像から、海水に含まれる塩分やバクテリアの影響で船体の腐食が進む様子が明らかになった。

タイタニックは1912年、カナダ東部ニューファンドランドの南方沖約595キロで氷山に衝突し沈没。乗船者2223人中1517人が死亡した。

今回の探査では、船体が沈む深さ4000メートルの海底に5度の潜水を行った。特殊なカメラを用いた超高精細の4Kで撮影された映像には、海水の塩分とバクテリアによる腐食や、深層海流の作用で朽ち果てていく船体が捉えられている。

映像はタイタニックに関する新たなドキュメンタリーで使用する予定だ。

探査に携わった潜水艦メーカー、トライトン・サブマリンズの社長で共同創業者のパトリック・レイヒー氏は「最も興味をそそられる点はタイタニックが海中で朽ち果て、自然の形態へと戻っていくその過程だ。船体は驚くほど多様な種類の生き物にとって格好の隠れ家になっている」と述べた。

今回の取り組みが成功したことで、世界中の海に眠るあらゆる沈没船に対しても同様の手法による有人探査が可能になる見通しだという。

タイタニックを調査するにあたり、潜水チームは花輪を供え、追悼式を執り行うなどして事故の犠牲者に哀悼の意を表した。

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