在香港英総領事館職員の拘束、容疑は売買春 中国国営紙

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在香港英総領事館の職員について中国紙が売買春関与の容疑で拘束されたと報道/Simon Cheng/Facebook

在香港英総領事館の職員について中国紙が売買春関与の容疑で拘束されたと報道/Simon Cheng/Facebook

(CNN) 中国国営紙の環球時報は22日、中国本土で拘束された在香港英総領事館の職員サイモン・チェン氏(28)について、売買春に関与した容疑で拘束されたと伝えた。香港境界に隣接する深センで身柄を拘束されたという。

中国外務省は21日、チェン氏が治安関連法に基づき15日間の行政拘留処分を受けたことを明らかにしたものの、理由は明示していなかった。

環球時報は地元警察の話として、チェン氏が治安管理処罰法の第66条に違反したと報道。同法は売買春に関与したり売春婦のもとを訪れたりした者について、10~15日の拘留に処すと定めている。5000元(約7万5000円)の罰金を科される場合もある。

チェン氏は今月8日から消息が途絶えている。最後にやり取りをしたのは交際相手の女性で、深センから香港に向かう高速鉄道に乗ったとの連絡があった。CNNが確認したスクリーンショットには、チェン氏が出入管理施設到着を前に送った「私のために祈って」というテキストメッセージが写っている。

新たな詳細が明らかになったことを受け、英外務省の報道官はCNNに対し、「チェン氏の拘束に関して引き続きさらなる情報を強く求めていく」と説明。拘束後は外務省もチェン氏の家族も連絡を取れていないと明らかにした。

チェン氏の友人からは、最近のデモとの関連の可能性を指摘する声も出ている。チェン氏はソーシャルメディアに民主派寄りの画像を投稿し、デモへの支持を表明していたという。

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