サグラダ・ファミリアに建築許可、137年の「違法工事」に終止符
(CNN) スペイン北東部バルセロナの世界遺産「サグラダ・ファミリア教会」にこのほど、正式な建築許可が下り、137年に及んだ「違法工事」に終止符が打たれることになった。
教会側が市に460万ユーロ(約5億6000万円)を支払い、7日に正式な許可を得た。この金は、年間約450万人という観光客による混雑の解消策などに使われるという。
サグラダ・ファミリア教会の建築は1882年に始まった。設計を手掛けた建築家アントニオ・ガウディは1885年、当時の自治体に建築許可を申請したが、無許可のままになっていたことが2016年に判明した。
教会は今後、合法的な工事によって、ガウディの没後100年にあたる2026年には完成する予定。最も高い塔は172メートルに達する見通しだ。