北朝鮮の航空会社がマニア魅了、写真家が明かす実像とは

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平壌国際空港の滑走路に駐機する3機

平壌国際空港の滑走路に駐機する3機

「何日か航空機に乗って撮影を行った後、こうした体験を写真集の形に収めたいという思いが明確になった。写真集を完成させるため、あと2回にわたり北朝鮮を訪れた」

――高麗航空の保有機材について少し教えてください。

「高麗航空の機材は全部で15機だと思う。うち4機は90年代以降の新しい機種だ。この4機はツポレフ204型機とアントノフ148型機の2機ずつで、国際定期便として使用されている」

――高麗航空についての最も驚くような発見は。

「高麗航空は英スカイトラックス社の格付けで最低評価が付いていること、旧型機材が熱烈なファン向けのチャーター便として運航されていることから、サービスの質は低く航空機も古いと見られている」

「実際には、北京発の定期便で使われている機種は新型のツポレフ機やアントノフ機で、同時期に作られた欧州エアバスや米ボーイングの機材と遜色ない」

――航空ファンがこれほど高麗航空に魅了される理由は。

「北朝鮮は普通ではない国であり、魅力を感じる人は多い。こうした奇妙な状況の中で航空会社がどのような様子なのか、好奇心をそそられるのだと思う」

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