「和の心」磨く武術、合気道のルーツを探る<2> 開祖・植芝盛平翁

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植芝氏の死後、その遺灰は田辺市高山寺の墓地に埋葬された

植芝氏の死後、その遺灰は田辺市高山寺の墓地に埋葬された

植芝氏は数十年間にわたり、自ら編み出した合気道の技を磨いた。そして日本全国で合気道の普及活動を開始し、その過程で複数の合気道道場を設立した。

そして死が近づいた時、植芝氏は弟子たちに最後の教えを授けたという。それは、合気道は全世界のためのもので、利己的な理由からではなく、すべての人々のために鍛錬せよ、というものだった。

五味田氏はこの教えを今も忠実に守っている。

五味田氏は35年ほど前、合気道の普及のために米国を訪れたという。しかし最近では、米国人の方が大挙して五味田氏に会いに来るという。

五味田氏は今でも週6日、妻と息子とともに合気道の指導を行っている。合気道についてより詳しく知りたい外国人旅行者など、これまで世界中から来た多くの人々を歓迎してきたという。

言葉の違いは問題にならない、と五味田氏は語る。

次回「『和の心』磨く武術、合気道のルーツを探る<3> 受け継がれる哲学」は4月9日公開

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