「Z世代」の若者、選挙の情報源はTikTok 活動家が指摘

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投票する有権者=1日、米マサチューセッツ州/Steven Senne/AP

投票する有権者=1日、米マサチューセッツ州/Steven Senne/AP

(CNN) 米大統領選で初めて投票する人も多い「Z世代」の若者に、TikTok(ティックトック)などのSNSが相当の影響を及ぼしていると、SNS上の市民団体が指摘した。

Z世代は1990年代半ば以降に生まれた若者層を指す。大統領選の有権者のうち4000万人あまりを占め、このうち800万人は今回初めて選挙権を得た。

SNSを通してZ世代の市民活動を促す米NGO「ジェンZ・フォー・チェンジ」の設立者、エイダン・コーンマーフィー氏(20)はCNNとのインタビューで、Z世代有権者に対するSNSの影響は侮れないと語った。

大統領選の候補者や各候補の選挙戦について、多くの若者はTikTokから情報を得ている。

同氏によると、若者たちが注目する争点は気候変動や人工妊娠中絶、銃暴力、バイデン政権によるイスラエル支持の姿勢など。TikTok上では中央集中型でなく、分散型のやり取りで情報が共有され、これが特定候補への支持に直結しているという。

同氏はまた、初めて選挙権を得た若者の多くは、過去の政治スキャンダルを知らなかったと指摘。例として、共和党候補のトランプ前大統領が2005年にテレビ番組の収録中、女性について下品な言葉遣いで語っていた発言のテープを挙げた。

同氏は「テープが明るみに出た16年ころ、私たちは小5~中1くらいだった」「TikTokは若者に何かを思い出させたり、ショックを与えたりする方法を提供している」と指摘した。

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