米ツイッター、家賃未払いで家主から訴えられる

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イーロン・マスク氏が買収したツイッターが、家賃の未払いで家主から訴えられた/Andrew Harrer/Bloomberg/Getty Images

イーロン・マスク氏が買収したツイッターが、家賃の未払いで家主から訴えられた/Andrew Harrer/Bloomberg/Getty Images

(CNN) 米ツイッターがサンフランシスコにあるオフィスの賃料を支払っていないとして、貸主の事業者が同社を提訴した。

対象物件はカリフォルニア通り650番地にあるオフィスで、本社の入る建物ではない。報道では、ツイッターを昨年買収したイーロン・マスク氏が全世界でオフィス賃料や業者への支払いを止めるように指示したと伝えられている。

原告のコロンビアREITが先週裁判所に提出した訴状によれば、ツイッターは13万6260ドル(約1800万円)の賃料を支払わなかった。貸主は先月16日に5営業日以内の支払いがなければ債務不履行になるとの通知を送ったという。

原告は未払い賃料とその利息、弁護士費用の支払いを求めている。原告の広報担当者はコメントを避けた。マスク氏によって広報部員が大幅に削減されたツイッターもコメント要請にまだ応じていない。

コロンビアREITはボストンやニューヨークなど各地に十数件のオフィス物件を所有する。

サンフランシスコの不動産の専門家、ダニエル・ボーンスタイン氏は、マスク氏が支払いを拒否し続ければ、今後多数の訴訟が起きるだろうと予想する。一方で、家主はマスク氏に強く迫ることに及び腰だろうとも推測する。強い対応に出過ぎればマスク氏が物件から完全に引き上げ、その後空室状態が長引くことで損失が広がる可能性があるためだ。

実際、コロンビアREITは訴状でツイッターに立ち退きも要求できたが、それを求めなかった。ツイッターを依然借り主として評価しているとみられる。

ボーンスタイン氏は、マスク氏が家賃の支払いを止めることで「賃貸借契約の条件の再交渉」を狙っているとの見方を示した。

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