「AI」がスパイ機の副操縦士に、初の飛行実験 米空軍

AIが正操縦士と共に「搭乗」し、飛行実験を行った米空軍の「U2ドラゴンレディー」/Airman Luis Ruiz-Vazquez/9th Reconnaissance Wing Public Affairs

AIが正操縦士と共に「搭乗」し、飛行実験を行った米空軍の「U2ドラゴンレディー」/Airman Luis Ruiz-Vazquez/9th Reconnaissance Wing Public Affairs

(CNN) 米空軍は17日までに、人工知能(AI)を軍用機の副操縦士役として登場させる初の飛行実験を実施し、大きな成果を得たとの声明を発表した。

U2型偵察機を利用したもので、実験はデジタル時代における国防政策の大きな飛躍を示す機会になったと誇示した。今月15日の実験で登場したAIアルゴリズムは「ARTUμ」と呼ばれ、米空軍航空戦闘団の研究開発機関が手がけた。

同アルゴリズムは、通常ならパイロットが担う飛行中の特定の操作を遂行出来るような手順となっている。U2機には人間の正操縦士と共に「搭乗」し、同機のレーダー情報を共有しながら正操縦士が敵機の警戒に当たる一方、ARTUμは敵のミサイル発射装置などの探知を主に担った。

米空軍の調達、技術や後方支援を担当する幹部はAIの全面的な能力の可能性を認知しないことは敵に判断の優位性を譲ることになると今回の飛行実験の意義を唱えた。

米国防総省は今年発表した報告書で、中国はAIを将来的な軍事力や産業に必要不可欠な手段と見なしていると主張。国家安全保障や経済面での利益を得るため世界規模で戦略的な投資を進めているとも説明。

「過去5年の間、中国はAIが支援する無人の水上艦艇の開発で成果を挙げ、南シナ海における領有権の主張や哨戒に使うことを計画している」と主張した。また、AIを地上部隊の装備品に融合させるための研究開発努力の一環として無人戦車の実験にも着手したとも明かしていた。

米軍制服組のトップであるミリー統合参謀本部議長も今月の演説で、AIとロボット工学は今後10~15年間の軍事紛争で大きな役割を果たすとも述べていた。

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