モバイルの国際見本市、アマゾンなど大手が出展見送り 新型肺炎懸念

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アマゾンがバルセロナで開かれるモバイルの国際見本市への出展を取りやめると発表/Henrique Casinhas/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

アマゾンがバルセロナで開かれるモバイルの国際見本市への出展を取りやめると発表/Henrique Casinhas/SOPA Images/LightRocket/Getty Images

ロンドン(CNN Business) スペインのバルセロナで今月24~27日に開催されるモバイル業界の大規模イベント、モバイル・ワールド・コングレス(MWC)に参加予定だった米アマゾンやスウェーデンのエリクソン、日本のソニーなど大手が、新型コロナウイルス感染症の流行を理由に次々と出展見送りを発表している。

MWCには毎年2400社以上が参加し、10万人以上が会場を訪れる。業界大手が新商品などを発表する重要なイベントと位置付けられてきた。

アマゾンは声明で、新型コロナウイルス感染症の流行を受けて出展を取りやめると表明した。同社のクラウド事業会社、アマゾンウェブサービス(AWS)は会場で、次世代通信規格「5G」や人工知能(AI)などをテーマに十数回のセッションを開く予定だった。

主催者らによると、イベント自体は計画通り開催するが、中国からの参加者を制限し、体温検査を実施。人の集まる飲食コーナーやトイレ、マイクや手すり、タッチパネルなどの清掃を徹底する。会場の医療態勢を強化し、2週間以内に中国滞在歴のある人は入場を拒否する方針だという。

5G事業への参入をめぐり物議を醸している中国の華為技術(ファーウェイ)は参加の方針を確認した。

ファーウェイのライバル、エリクソンは「従業員や来場者の健康と安全を保証できない」として出展を取りやめ、用意したデモンストレーションは顧客の国へ出向いて披露すると述べた。

ソニーは記者発表をユーチューブ上で配信するという。

米半導体メーカーのエヌビディア、ソフト開発のアムドックス、韓国のLG電子も出展を取りやめた。

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