ファーウェイ幹部逮捕、保釈判断を持ち越し カナダ裁判所

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逮捕されたファーウェイの幹部に対し、カナダの裁判所が保釈判断を持ち越し/Jane Wolsak/REUTERS

逮捕されたファーウェイの幹部に対し、カナダの裁判所が保釈判断を持ち越し/Jane Wolsak/REUTERS

バンクーバー(CNN Business) 中国の通信機器大手ファーウェイ(華為技術)の孟晩舟(モンワンチョウ)最高財務責任者(CFO)が逮捕された問題について、カナダの裁判所は10日、孟容疑者の保釈の可否をめぐる審問を11日も継続する意向を明らかにした。

孟容疑者は今月1日、米国当局の要請を受けてカナダ西部のバンクーバーで逮捕された。カナダの検察によると、ファーウェイの対イラン制裁違反に関与した疑いがもたれている。保釈の可否についてはカナダの裁判所で2日にわたり審問が行われたが、結論が先送りされた形だ。

孟容疑者の弁護士は、バンクーバー市内にある容疑者本人の住居に当面の間住まわせ、厳重な監視を付けることを条件に保釈を認めるよう求めたが、裁判官側はカナダへの永住権を持たない孟容疑者の夫が身元引受人の条件を満たせるのかといった点について、懐疑的な見方を示している。

裁判所の文書によれば、孟容疑者は逮捕後、高血圧症のため病院に搬送されて治療を受けた。弁護士側はこうした健康面での懸念にも言及し、孟容疑者の保釈を強く求めている。

孟容疑者の逮捕については、米中間でくすぶり続けている貿易戦争を著しく拡大させるとの見方が専門家から出ている。

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