フェイスブック、仏大統領選の裏で偽ニュースとの闘い

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米大統領選では、ローマ法王がドナルド・トランプ氏に対する支持を表明したといった偽のニュースがいくつか広く拡散したが、こうしたことがなかったからといってフランスの大統領選で偽ニュースが蔓延(まんえん)しなかったというわけではない。

非営利組織「ファースト・ドラフト・ニュース」の研究部門の責任者クレア・ワードル氏は「大打撃となるようなものはなかった。しかし、混乱や疑念を生むような種は数多くあった」と指摘する。

ワードル氏によれば、フランスの有権者を標的にした、手が加えられた動画や写真、ミスリードを促すコンテンツがフェイスブック上に散見された。ある意味では、より見抜きにくい問題だ。

ワードル氏は「2週間前に登録されたウェブサイトに書かれたテキストの記事については、見抜くのは比較的簡単だ。手が加えられた写真となると、かなり難しくなる」と語る。

フェイスブックは現在、ニュースの真偽を検証する「ファクト・チェック」を行う団体に対して、読者が警告を行った記事のデータベースの提供をしている。各団体は検証したい記事を選ぶことができる。記事が偽ニュースだと判明すると、フェイスブックはリンクに対して警告を表示する。

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