スノーデン氏は「ロシア情報機関と接触」 米下院報告書

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米政府の広範な情報収集活動を暴露したエドワード・スノーデン氏

米政府の広範な情報収集活動を暴露したエドワード・スノーデン氏

ワシントン(CNN) 米国家安全保障局(NSA)の元契約職員、エドワード・スノーデン氏が米国の諜報(ちょうほう)・監視活動に関する大量の情報をリークした件に絡み、米連邦議会は22日、スノーデン氏が2013年のロシア到着後、同国の情報機関との接触を続けているとする報告書を発表した。同氏はロシアに亡命中。

報告書は超党派議員で構成される下院情報問題常設特別委員会が作成したもの。「スノーデン氏はモスクワに到着して以降、ロシアの各種情報機関と接触したことがあり、依然として接触を続けている」としている。

スノーデン氏は13年に機密情報を暴露した後、香港を経由してモスクワ入りした。ロシア政府はこの直後、同氏の亡命を承認していた。

報告書で今回の件に関連する「外国の影響」と題された箇所は、大部分が黒塗りにされている。だがこのうち1パラグラフでは、ロシア議会国防安全保障委員会のクリンツェビッチ副委員長が、スノーデン氏はロシア政府と情報を共有したと公的に認めたことが明らかにされている。

スノーデン氏は同報告書の公表を受け、即座に短文投稿サイトのツイッターで反論。「報告書の作成者は私がロシア人と共謀していると証拠なしに主張している」と述べた。報告書のスノーデン氏とロシア情報機関とのつながりを指摘した箇所では、機密情報を引き合いに出している。

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