中国フォックスコン工場で従業員2千人が暴動 負傷者40人

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香港(CNNMoney) 台湾の電子機器受託生産大手、富士康科技集団(フォックスコン)の中国にある工場で、従業員約2000人を巻き込む暴動が24日までに発生し、40人が病院に運ばれ、20人以上の逮捕者が出た。同社が明らかにした。

同社によると、中部の山西省太原にある工場(従業員7万9000人)で、数人の従業員間の争いが数千人を巻き込む騒ぎに発展。警察が駆けつけて、約4時間後に制圧した。この騒ぎで同工場は操業を停止したが、25日には再開するとしている。

フォックスコンはアップルやインテル、マイクロソフトといったハイテク大手に部品を供給しているが、太原工場でアップル製品が製造されていたかどうかは現時点で分かっていない。

同工場の従業員はCNNの取材に対し、暴動によって工場内の一部施設が破壊され、20人以上が警察に逮捕されたと話している。現在は警察が工場内をパトロールしているという。

フォックスコンの工場では以前から、従業員が劣悪な環境で働かされていると伝えられ、米公正労働協会(FLA)は3月に発表した報告書で、過剰な超過勤務や賃金未払いなどの問題を指摘していた。これを受けて同社は、2013年7月1日までに、中国の労働法順守のための措置を取ると表明している。

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