中国批判のNBA選手、訪中の意欲示すも「本当の中国」見られるのが条件
フリーダム選手はCNNの番組で司会者の質問に答え、「姚明氏に感謝を伝えたい。実際中国には行きたいと思っているし、すべてをこの目で見てみたい」「ただこの旅行について、姚明氏に尋ねたいことがある。強制収容所への訪問は可能なのだろうか?」と述べた。
そのうえで「中国に関する講義は必要ない。プロパガンダはいらない。見たいのは本当の中国であり、世界中に向けて何が起きているのかを明らかにしたい」と強調。姚氏の申し出に応じる意向を示した。
フリーダム選手はかねて、チベットや台湾、香港に対する中国の扱いにも言及している。より最近では、北京で開催される冬季五輪のボイコットを呼びかけてもいた。
中国はフリーダム選手のこうしたコメントに反発。所属するセルティックスの試合動画の国内配信を停止するなどの措置を取っている。
今回のインタビューの中でフリーダム選手は「すべての人に知ってほしいのは、中国共産党が五輪の核心となる卓越性や友情、敬意を象徴する存在ではないということだ」「彼らは残虐な独裁政権であり、自由を脅かす。人権に敬意を払わない」と続けた。