サッカー南米選手権、新型コロナの症例140例に 選手やスタッフの感染急増
ブラジル・サンパウロ(CNN) ブラジルでサッカーの南米選手権「コパ・アメリカ」が今月13日に開幕して以来、選手やスタッフなどの間で確認された新型コロナウイルスの陽性者が少なくとも140例に上っている。同国保健省が明らかにした。
コパ・アメリカは当初、アルゼンチンとコロンビアの共催で行われる予定だったが、今月に入ってブラジルでの開催が決定した。ブラジルでは今も新型コロナウイルスの感染拡大が制御できない状況にある。死者の数は米国に次いで世界で2番目に多く、先の週末にかけて50万人を超えていた。
コパ・アメリカに出場しているナショナルチームのうち、これまでに半数が新型コロナの影響を受けている。中でもベネズエラは選手8人の感染が報告され、コロンビア、ボリビア、ペルーでも感染者が出ている。南米サッカー連盟(CONMEBOL)はチームごとの症例数は公表していない。
大会の開幕に当たり、アルゼンチンのリオネル・メッシは「誰でも感染するリスクがあるので不安を感じる」「注意しようと努めてはいるが、簡単ではない」と述べ、チームとしての不安を口にしていた。