「真夜中の子供たち」から40年、ラシュディ氏が振り返る独立後のインド

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息子のミラン氏(左)、ザファル氏と写真に収まるラシュディ氏/Dave Benett/Getty Images

息子のミラン氏(左)、ザファル氏と写真に収まるラシュディ氏/Dave Benett/Getty Images

一部の国では言論の自由に危機

ラシュディ氏は、インドを含む一部の国で言論の自由が攻撃を受けていることに懸念を示す。

「世界中で、権威主義的な政府による表現の自由への締め付けが強まっていると思う」「これはインドでも一定程度起きていることだ」

ラシュディ氏が世界レベルで表現の自由の保護に取り組む団体「PENアメリカ」に関与してきたのは、そのためだ。

同氏の望みは「自由な社会の礎となる表現の自由のために闘う」こと。「世界が自由な言論により慣れていくどころか、自由な言論は以前にも増して危機にさらされているように見える」と指摘する。

今回、「真夜中の子供たち」の発表を振り返り、ラシュディ氏は作品が他の世代に届いたことに感謝を覚えると語った。

「もし自分の本に後続世代に訴えかける力があれば、その本は著者の命を超えて受け継がれる可能性がある。それこそ著者が自分の作品に望むことだ」

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