カナダのラグビー選手、台風被害の清掃活動を支援 W杯の試合中止受け

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ラグビーのカナダ代表が岩手県釜石市で復興支援のボランティア活動に参加した/MARK KOLBE/GETTY IMAGES

ラグビーのカナダ代表が岩手県釜石市で復興支援のボランティア活動に参加した/MARK KOLBE/GETTY IMAGES

(CNN) ラグビー・ワールドカップ(W杯)のカナダ代表選手たちが、台風19号(ハギビス)の影響で試合が中止になったことを受け、岩手県釜石市で復興支援のボランティア活動に参加した。

台風19号は12日夜に上陸し、暴風と豪雨による浸水被害が拡大、少なくとも31人が死亡、186人が負傷した。13日には勢力が弱まって熱帯低気圧になった。

台風の接近を受けて首都圏を中心とする各地には避難命令や避難勧告が出され、23万人あまりが避難していた。

この影響で、12日に予定されていたW杯のニュージーランド対イタリア、イングランド対フランスの試合は中止になった。

W杯のツイッター公式アカウントには、カナダ代表の選手たちが清掃作業を手伝う動画が掲載され、「釜石での試合が中止になったことを受け、カナダ代表選手たちは復興の取り組みの支援に向かい、ゲームの真価を発揮した」と称賛している。

カナダ代表のキングスリー・ジョーンズ監督は12日に発表した談話の中で、「ナミビアと対戦する機会を失ったことは非常に残念」としながらも、「2023年に向けた次の4年の成功のために重要な基盤を構築できたと思う」と総括。「ハギビスで被災した日本の皆さんの安全を心からお祈りします」とコメントしている。

首相官邸によると、被災地では自衛隊の約2万7000人が出動して救助活動に当たっている。

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