5.4億円の「黄金のトイレ」盗まれる 英美術展

展示されていた時価500万ドル(約5億4000万円)超の「黄金のトイレ」が盗難被害に遭った/Leon Neal/Getty Images

展示されていた時価500万ドル(約5億4000万円)超の「黄金のトイレ」が盗難被害に遭った/Leon Neal/Getty Images

(CNN) 英オックスフォード近郊にあるチャーチル元首相の生家、ブレナム宮殿で14日早朝、美術展の一環として設置された「黄金のトイレ」が何者かに盗まれた。

「アメリカ」と名付けられた18金の便器は、イタリアの彫刻家マウリツィオ・カッテラン氏の作品で、報道担当者によれば時価500万ドル(約5億4000万円)以上。同氏の作品展の一環として12日に公開されたばかりだった。

警察によると、14日午前4時50分ごろ、正体不明の集団が少なくとも2台の車を使って盗み出したとみられる。この件に関連して66歳の男が拘束された。

実際に使える便器として床下の配管につながれていたため、周りが大きく損傷し、水があふれ出すなどの被害があったという。

警察幹部は、便器がまだ見つかっていないとして市民に情報提供を呼び掛けた。

作品展は15日以降、通常通り開かれるという。

ブレナム宮殿の責任者は先月、便器の展示について「配管につながれるうえ、直前に誰が使ったのかも分からないトイレだ」と語り、盗まれる可能性を打ち消していた。

米グッゲンハイム美術館に登場した「黄金の便器」/Jacopo Zotti/MENOMENOPIU ARCHITECTS/Maurizio Cattelan Archive
米グッゲンハイム美術館に登場した「黄金の便器」/Jacopo Zotti/MENOMENOPIU ARCHITECTS/Maurizio Cattelan Archive

「アメリカ」は2016年以降、米ニューヨークのグッゲンハイム美術館に設置されていた。米国社会の格差などを風刺した作品とされる。米ホワイトハウスが昨年、同美術館からゴッホの絵画を借りようとしたのに対し、美術館側は代わりにこの便器を貸し出すと答えて話題を呼んだ。

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