最後に笑うのは大坂選手、セリーナの嵐を切り抜け

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初めて立った4大大会決勝の舞台で、相手を圧倒する試合運びを披露/TIMOTHY A. CLARY/AFP/AFP/Getty Images

初めて立った4大大会決勝の舞台で、相手を圧倒する試合運びを披露/TIMOTHY A. CLARY/AFP/AFP/Getty Images

だが大坂選手が謝罪する必要は何もない。大坂選手は単純に、全てで優っていた。サーブも動きも返し方も、ウィリアムズ選手より上だった。

ウィリアムズ選手がラケットをたたき付けたり暴言を吐いたりして何度も警告を受け、会場中にブーイングが響き渡る中、大坂選手は試合を通じて冷静さを保ち、人生最大の勝利をかけてサーブを放った。

試合後の記者会見では、「この試合中はとにかく集中しなければと思った。相手は偉大なチャンピオンだから、いつ逆転されるか分からない。私はただ、自分自身に集中しようと努めていた」と振り返っている。

表彰式での輝かしい瞬間は奪われたかもしれないが、大坂選手は日本でスーパースターになった。

日本人の母とハイチ人の父の間に生まれ、米国で育ち、日本人として大会に出場。ここ数年は日本語上達のためのレッスンも受けていた。

アジア系の女子選手が4大大会のシングルスを制したのは、2011年の全仏オープンで優勝した中国の李娜選手に続く2人目。米誌フォーブズは大坂選手について、「ウィリアムズ選手を継いで世界一収入の多い女子選手になるのはほぼ確実」と予想、今後2年の間にコート外の収入は10倍に増え、年間150万ドルから1500万ドルになる見通しだとした。

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