最後に笑うのは大坂選手、セリーナの嵐を切り抜け

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最後に笑うのは大坂選手か/Alex Pantling/Getty Images North America/Getty Images

最後に笑うのは大坂選手か/Alex Pantling/Getty Images North America/Getty Images

(CNN) テニスの全米オープンは、夏のスポーツイベントの中でも最大の見せ場になるはずだった。

だが8日に米ニューヨークで行われた女子シングルス決勝を制した大坂なおみ選手の栄光は、セリーナ・ウィリアムズ選手の暴言騒ぎの中で輝きを奪われた。

過去20年間君臨してきたウィリアムズ選手を相手に、快挙を成し遂げた大坂選手。だが表彰式を待つ間の10分間、ずっと1人で椅子に座り、2万3000人の観客席からの強烈なブーイングにさらされた。

子どもの頃からウィリアムズ選手にあこがれて育ったという大坂選手は、キャップを目の上まで深くかぶって涙を流した。ウィリアムズ選手がマイクを取り、ブーイングをやめて新しいチャンピオンを祝福するよう観客に促すと、ようやく涙は止まった。

コーチのサーシャ・バイン氏はニューヨーク・タイムズ氏の取材にこう語っている。「何もかもが彼女に投げつけられた。セリーナの大きな爆弾、あの観客、あのドラマ。彼女は冷静さを保った。人には訓練で身につけられることと、本質的に備わっていることがある。あれはナオミの才能だと信じる」

決勝後の騒ぎについては盛んに報道される一方で、ネットの向こうで荒れ狂う相手を前に、大坂選手が見せた輝かしい実績にはあまり注目が集まらなかった。

日本人として初めて4大大会シングルス優勝を果たした2日後、WTAインサイダーの取材に応じた大坂選手は、「セリーナが私に激怒していないことを祈ります」とコメントした。

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