アレサ・フランクリンさん、遺書残さず 遺産処理に懸念も

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アレサ・フランクリンさんが遺書を残していなかったことがわかった/Dimitrios Kambouris/Getty Images

アレサ・フランクリンさんが遺書を残していなかったことがわかった/Dimitrios Kambouris/Getty Images

(CNN) 進行性の膵臓(すいぞう)がんのため今月16日に死去した米女性歌手アレサ・フランクリンさん(当時76)が遺書や財産の信託文書を残していないことが23日までにわかった。米紙デトロイト・フリー・プレスが報じた。

4人の息子は自らを利害関係者と位置付ける文書を提出したという。また、めいは裁判所に対し財産管理の個人的な代理人として自らを指名することを求めたという。

同紙によると、ミシガン州の州法によると未婚の住民が遺書を残さず死去した場合、遺産は全ての子どもの間で均等に分配される。

芸能問題でフランクリンさんの法律的な問題を約30年間処理してきた弁護士のドン・ウィルソン氏は同紙の取材に、信託文書の作成を終始促してきたが決して同意することはなかったと証言した。

財産の規模について具体的な金額は知らないとしている。「財産をめぐって激しい論争にならないことを期待する」と指摘。「信託文書や遺書がなければ常にもめ事が生じる」との懸念も示した。

フランクリンさんの葬儀は自宅があるミシガン州デトロイトで8月31日に営まれる予定。一般向けの告別式は同月28、29両日にデトロイトのアフリカ系(黒人)米国人の歴史博物館で開かれる。フランクリンさんの遺体は同市のウッドローン墓地で埋葬される。

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