フィギュア銅メダルのデニス・テン選手、強盗に襲われ死亡 カザフ

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フィギュア銅のデニス・テン選手、襲われ死亡

(CNN) 2014年のソチ五輪でカザフスタンのフィギュアスケート選手として初のメダルを獲得したデニス・テンさん(25)が19日、強盗に遭って死亡した。

通信社の報道によると、カザフスタンの最大都市アルマトイで2人組の男がテンさんの車のミラーを盗もうとする事件があり、テンさんは刃物で刺されて病院に運ばれたが、間もなく死亡した。

テンさんはソチ五輪の銅メダリストで、3回目の五輪出場となった今年の平昌大会では27位の成績だった。世界選手権では2013年に銀メダル、15年に銅メダルを獲得している。

米国のフィギュアスケート選手、アダム・リッポンさんは「誰にでも本当に親切で、私や多くの人たちを鼓舞してくれた」とテンさんをしのび、「どうしたらチャンピオンになれるのか教えてくれてありがとう。一緒にいられる時間はあまりにも短すぎた。いつまでも愛している」とツイートした。

国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長は、「デニス・テンさんは偉大な選手であり、偉大な親善大使だった。温かい人柄の魅力的な男性だった。あれほどの若さで彼を失うとはあまりの悲劇」と若すぎる死をいたんだ。

カザフスタンの文化スポーツ相は、「デニス・テンさんは素晴らしいフィギュアスケート選手だった。我が国のスポーツのレジェンドであり、誇りだった。最高の医師にかかり、懸命に生きようとしたが、亡くなった」とコメントしている。

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