トランプ陣営元幹部らが本を出版、候補者時代の素顔明かす

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大統領選当時のトランプ氏の側近だったルワンドウスキ氏(左)が本を出版

大統領選当時のトランプ氏の側近だったルワンドウスキ氏(左)が本を出版

ワシントン(CNN) 昨年の米大統領選でトランプ陣営の選対本部長を務めたコーリー・ルワンドウスキ氏らが当時、「トランプ候補」の下で働いた日々を振り返る本を執筆した。側近から見たトランプ氏の素顔が書かれている。

タイトルの「Let Trump Be Trump」は、「トランプにはトランプらしくやらせておけ」という意味。著者はルワンドウスキ氏ともう1人の陣営元幹部、デービッド・ボッシー氏だ。

5日出版の同書を事前に入手した米紙ワシントン・ポストは複数の逸話を紹介している。例えばホワイトハウスの現広報部長、ホープ・ヒックス氏が当時、トランプ氏のズボンのしわを本人が履いたままの状態でスチームをかけて伸ばしたというエピソードや、トランプ氏はマクドナルドへ行くといつも「ビッグマック2個、フィレオフィッシュ2個とチョコレートシェイク」を注文していたといった話だ。

トランプ氏の下で働く者はだれでもいずれは「なぜこの職に就いたのか」と後悔するような同氏の一面を目にすることになる、とも記されている。思い通りにいかないことがあって怒りのスイッチが入ると、相手は自分が総攻撃を受けているような気持ちになり、「百戦錬磨の人物さえ粉砕されてしまう」ほどだという。

著者は2人とも「大統領専用機からパラシュートで飛び降りたいと思った瞬間」が何度かあるものの、やがてその環境に慣れていった。

ルワンドウスキ氏は昨年6月に解任された。同書の中で、当時対立が伝えられた自身の後任、ポール・マナフォート氏への批判も展開している。

解任の直前、トランプ氏は自分をテレビに出演させないようマナフォート氏が提案していたと知ると「見たこともないほど」激怒し、乗っていたヘリコプターの高度を下げさせて本人に電話をかけ、罵声を浴びせていたという。

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