予算超過は当たり前、誰も望まない五輪招致 ローマも撤退

ロンドン(CNNMoney) 2024年夏季五輪の招致に名乗りを上げていたイタリアのローマが11日、正式に撤退を表明した。世界各地で近年、財政上の懸念から五輪開催を断念する都市が相次いでいる。

世界の都市はその昔、こぞって五輪招致を目指したものだ。開催地に選ばれることは華々しい栄誉を意味していたが、それはもはや過去の話となった。

24年五輪ではすでにハンブルク(ドイツ)が、いったん立候補しながら撤退していた。22年冬季五輪はストックホルム(スウェーデン)とクラクフ(ポーランド)が途中で断念し、最終的に北京での開催が決まっている。

五輪の開催地は巨大なインフラ事業の計画、資金調達、建設を担うことになる。治安対策の費用は数十億ドルに及ぶ可能性があり、選手や観客の宿泊施設も用意しなければならない。

費用の大半が税金でまかなわれる一方、目に見える経済効果はほとんど期待できない。

開催地の首長らはチケットの売り上げや建設業界の雇用促進、観光業振興などの効果がコストを上回ると主張する。だが経済学者らによると、開催地が期待できる見返りは決して大きくない。

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