北朝鮮の「暗殺」映画、劇場に行列

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カリフォルニア州パームデザートの映画館は、大手映画チェーンが公開中止を発表して以来、ずっとこの作品の上映を望んでいたという。経営者のスティーブ・メイソン氏は「独立系映画館に怖いものはない。私たちは映画への愛情を持ってやっている」「この映画であれ、どんなものであれ、上映をひるむことはない」と力を込めた。

ザ・インタビューは劇場公開に先立ち、24日からインターネットでも有料配信が始まっている。動画共有サイトの「ユーチューブ」と米グーグルの「グーグル・プレイ」では、25日午前の時点でトップの売り上げを記録した。特設サイトを運営するカーネル社も、リリース直後から「ものすごい需要」があるとしている。

一方で、ファイル共有サイトでは海賊版も流通し始めた。米紙ニューヨーク・タイムズによれば、中国語で「金正恩暗殺」のサブタイトルを付けた海賊版も出回っているという。

ソニー・ピクチャーズのマイケル・リントン最高経営責任者(CEO)は従業員向けのビデオメッセージで、「この映画は我々の映画制作者と表現の自由への貢献の証だ」「ここに至るまでの道のりは予想外だったが、我々の闘いが無意味でなかったこと、そしてサイバー犯罪集団が我々を黙らせることができなかったことを誇りに思う」と語った。

同氏はさらに「リリースの拡大に向けてパートナーやプラットフォームを探し続ける」と述べており、今後映画館大手や動画配信大手の米ネットフリックスで公開される可能性もある。

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