天安門題材に作品、豪男性を拘束 北京

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天安門広場のジオラマをひき肉で覆った郭健氏の作品「ザ・スクエア」=同氏提供

天安門広場のジオラマをひき肉で覆った郭健氏の作品「ザ・スクエア」=同氏提供

(CNN) 天安門事件からちょうど25年となる4日を前に、中国系オーストラリア人の芸術家、郭健氏が1日夜、北京市内の自宅で警察に拘束されたことが分かった。同氏の友人らが明らかにした。

郭氏は体制批判の姿勢で知られる。5月30日付の英紙フィナンシャル・タイムズは、天安門広場のジオラマをひき肉で覆った同氏の最新作を紹介していた。同氏は記事の中で、軍が民主化運動を弾圧して多数の死者を出した天安門事件に対し、激しい批判を展開。自身も当時、学生らのハンガーストライキに参加したと明かしている。

拘束時には友人らに文字メッセージを送っていた。芸術家仲間のメラニー・ワン氏は豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドとのインタビューで、「郭氏のメッセージを受け取ってこちらから電話をかけた。留置施設に連れて行かれたが、15日間で釈放すると言われたそうだ」と話した。

別の友人はCNNに、「新聞記事を見て1日夜に電話をかけたが応答がなかった。その後、警察が一緒にいる、電話はするなというメッセージが来た」と話した。さらに中国語で、自宅兼仕事場に近い北京市東部・通州区の警察に連行されたとの知らせがあったという。

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