62歳米女性、キューバからフロリダへ横断遠泳 クラゲと雷雨に阻まれ断念

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出発から約60時間で完泳を断念したダイアナ・ナイアドさん (C)Christi Barli/Team Nyad

出発から約60時間で完泳を断念したダイアナ・ナイアドさん (C)Christi Barli/Team Nyad

ハバナ(CNN) キューバの首都ハバナから米フロリダ州キーウェストまで、約166キロの遠泳に挑戦していた米国の遠泳選手ダイアナ・ナイアドさん(62)が21日朝、出発から約60時間で完泳を断念した。

サポートチームによると、ナイアドさんはゴールまで約半分の距離に到達したところでボートに上がった。クラゲによる刺し傷がひどかったうえ、激しい雷雨の直撃で極度の危険にさらされたため。ナイアドさんは唇や顔全体が腫れ上がった状態だという。

チーム責任者のマーク・ソリンジャー氏は「望んでいた結果を出せずにみんな落ち込んでいるが、同時に大きな達成感も覚える。世界でだれも挑戦しようとさえしないことに、われわれは立ち向かったのだ」と話した。

ナイアドさんの挑戦はこれで4度目。18日に出発し、同日夜に唇や額、手、首をクラゲに刺された。さらに19日夜から20日未明にかけて雷を伴う突然の雷雨に見舞われ、予定のコースから外れてしまった。一方、20日夜にはイルカの群れに出会ったという。

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