欧州で中国製の電動自転車が激増、業界団体がダンピング提訴

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中国では自転車シェアサービスが人気となっている

中国では自転車シェアサービスが人気となっている

ロンドン(CNNMoney) 欧州自転車製造者組合(EBMA)は2日、中国が電動アシスト自転車を不当に安い価格で欧州に輸出しているとして、欧州連合(EU)執行機関の欧州委員会にダンピング(不当廉売)訴訟を起こした。

同協会によると、中国から欧州への電動自転車の輸出はほぼゼロだった2010年から、17年には推定80万台へと激増した。

中国のメーカーは中国政府から補助金を拠出され、製造コストを下回る価格で欧州向けに電動自転車を販売していると同協会は主張している。

欧州で販売されている中国製の電動自転車の値段は450ドル(約5万円)前後。これに対して欧州製の製品は1500~2000ドルはする。

電動自転車は欧州ではまだ目新しい存在だが、中国での販売台数は2000年代初めごろの年間約100万台から、16年には約3000万台へと激増した。

中国国内で現在使われている電動自転車は、推定1億5000万~2億台に上る。

しかし自転車シェアサービスのブームや一部都市での取り締まり強化に押され、ここ数カ月で売り上げの伸びは鈍化した。

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