中国の動物園、「クマの正体は着ぐるみ」の疑惑を否定

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人間のようなマレーグマが話題に 中国動物園

(CNN) 中国東部・浙江省の省都、杭州の動物園でマレーグマが後ろ足で直立した姿の動画が拡散し、実は人間の入った着ぐるみではないかとの疑惑が浮上した。動物園側は1日までに、これを否定する声明を出した。

マレーグマの「アンジェラ」を名乗る声明には「昨日、仕事の後で動物園の園長から電話があり、仕事をさぼって人間に代わってもらったのではないかと聞かれた。改めてみなさんに言うが、私はアメリカグマでも犬でもなく、マレーグマだ」「みんなマレーグマのことが分かっていない」と書いてある。

中国のSNS「微博(ウェイボー)」に掲載された動画には、岩の上に直立して囲いの外を眺めるマレーグマの姿が映っていた。背中の毛皮にたるんだような線もできていた。

中に人間が入っているというのはあり得ない話に聞こえるかもしれないが、中国ではこれまでに、河南省や四川省の動物園が大型犬をライオンとして展示した例も報じられている。

マレーグマは東南アジア原産で、成長しても身長70センチ、体重25~65キロと、クマの仲間では最も小さい。長い舌で蜂の巣の中の蜂蜜をなめることから、マレーシアとインドネシアでは「蜂蜜グマ」と呼ばれている。生息数は過去30年で35%減少したとされ、国際自然保護連合(IUCN)のリストで絶滅の恐れがある野生生物に指定されている。

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