ウミガメやアザラシの赤ちゃん、暴風雨で海岸に打ち上げ 英

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保護されたアザラシの赤ちゃん。「デイモス」と名付けられた/Courtesy Em Mayman BDMLR

保護されたアザラシの赤ちゃん。「デイモス」と名付けられた/Courtesy Em Mayman BDMLR

英海洋生物保護団体の時間外コーディネーター、エム・メイマン氏によると、今回の暴風雨のためにアザラシの赤ちゃんが打ち上げられたという報告は増えている。

生後数日から数週間しかたっていない赤ちゃんも多く、必要な体脂肪をたくわえる前に、未成熟な状態で母親から引き離されたと思われる。

メイマン氏は「赤ちゃんの多くは栄養不良状態で、一部は出生時の体重約13キロを下回っていた。生後一度も母親から授乳してもらう機会がなかったことをうかがわせる。運が良かった数匹は、良好な体重でけがはほとんどまたは全くなかった」と説明する。

同氏の団体には、英各地から救助に関する通報が既に100件近く寄せられている。2020年の通報件数は過去最高の2000件を超えていたが、今年はその記録を更新する見通しだという。

治療可能なアザラシの赤ちゃんは保護施設に送られ、体重が増えて海に放せる状態になるまで経過観察が続けられる。一方で、重症を負った赤ちゃんや元気がなくなった赤ちゃんに対応するボランティアは、非常につらい思いをすることもあるとメイマン氏は打ち明けた。

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